曖昧な写真とテキストの話

特に仕事のあてもないまま大学院を出て、運よく小さな編集プロダクションに拾ってもらって、仕事を始めてから今日までだいたい半年間とちょっと。孤独や不安に襲われることもなく、毎日何事もなく朝が来る。筋道を立ててものをつくったり文章を書いたりする…

リネンの匂いでむせて

自分のことでしか悩めなくて、自分のためにしか話すことができないから、たぶんそこそこ幸せなんだろう。誰のことも思い出さない。着なくなった服をまとめてダンボールに入れて、読まなくなった雑誌をガムテープでぐるぐる巻きにして、生活に小慣れてきたと…